葬儀や告別式では弔辞を捧げることがあります。前もって遺族から頼まれたときは断らないでうけるのがマナーです。
弔辞の内容
故人の人柄や業績などを称え、遺族への慰めの言葉をしるして結ぶのが、弔辞の基本的な構成となります。弔辞を頼まれた立場を良く考え内容を決めましょう。
もし、故人の特別に親しい友人として頼まれた場合は、あまり形式ばった話し方ではなく、自分の気持ちを故人に話し掛けるようなつもりで書きます。
事前に弔辞の時間を確認しておき、長くならないように気をつけます。話す速さの目安としては、普通一分間に300から350字前後となります。
部下や他人に書かせたものを、つかえながら棒読みするはありがたみを感じません。逆に嫌悪感を感じられてしまいますので注意しましょう。簡単でも心から自分で書いたものを語りかけるように読むほうが聞くほうも心に伝わります。
弔辞の書き方
弔辞は、厚い巻紙に薄い墨色で書くのが正式なマナーです。文字は楷書で書き、奉書で包んで弔辞と上書きします。
もし巻紙に書く自信が無い場合は、略式にさせてもらいます。その場合は、無地の便箋に書いた弔文を縦長の白封筒に入れます。
また、お経の本のような折りたたみ方もあります。この場合巻紙の勧進帳スタイルより時間もかからないので、式の進行上も助かります。
いずれの場合でも、弔辞は記念の品として長く保存されるものですから、字に自信が無いのであれば誰かに代筆してもらうと良いでしょう。
弔辞の読み方
弔辞を読むときは以下のようにします。
- 祭壇前に進み、遺族と司会者に一礼する
- 包み紙から弔辞を出して開き、両手で目の高さに捧げ持つ
- 参列者に聞こえるようにはっきりと読む
- 読み終わったら、巻紙を巻きなおして包み紙に納める
- 祭壇に捧げてから一礼して、席に戻る
巻紙は僧侶や神官が巻いてくれることがあります。その場合はお任せして、一礼して席に戻ると良いでしょう。
弔辞のポイント
弔辞は、「○○さん」などといった故人への呼びかけから始めます。
故人のエピソードとしては、生前の経歴や業績、人柄などを簡単に話します。故人と自分との関係や思い出などについてふれ、惜しむ気持ちを表します。
複数の人が弔辞を読むときは、内容が重複しないように前もって遺族にどんな話をしてほしいか確認しておくと良いでしょう。
残された遺族を慰める言葉を述べ、故人の冥福を祈る言葉で弔辞を終わらせます。



コメントする