通夜のマナー

通夜は、故人の家族や親しい人たちが遺体を鳥獣から守るために、夜を徹して火をたき一夜を明かしたことが始まりといわています。

本来通夜では、故人とごく親しかった人たちだけが葬儀前夜に集まり、茶菓や酒肴を囲んで故人を偲んでいました。要するに、通夜とは故人の冥福を祈り、遺族を慰め、故人に最後の別れを惜しむ行為でした。

ところが、ややもすると遺族はそっちのけでえんえんと酒宴が続き、弔問客同士の宴会のようになることもあります。このような行為は通夜のマナー違反です。気をつけましょう。


通夜前のマナー

通夜の前でも、死去の報を聞いて弔問客は駆けつけてきます。この場合、通夜前は雑用も多いので、茶菓などの接待をする必要はありません。ただし、故人を悼み慰めに駆けつけてくださったのですから、差し支えない限りは部屋へ通し、お悔やみの言葉へのお礼を述べるようにしましょう。

遺族は遺体を守るのが役目ですので、部屋で弔問客に挨拶をする程度です。弔問客を迎えたり見送ったりするのは、親類や知人二お願いするようにします。


通夜の準備のマナー

通夜の場合、必ず家への道順を間違える人がいます。ですから最寄の駅からの表示や目印など、初めて来る方にもわかるように通知の際に知らせておきましょう。以下は通夜の準備のマナーです。

  1. 玄関にすだれを下げ、忌中の張り紙と「通夜○月○日○時より○時まで」の掲示を出します。
  2. 玄関先や暗い場所にちょうちんを下げて明るくしたり、道の悪い場所にはむしろを敷いたりします。特に雨の日は弔問客が裾を汚したり、道に迷ったりしないように注意が必要です。
  3. 最寄駅からの要所要所に道順の貼り紙をします。通夜は夜だけに非常に大事なことです。
  4. 弔問客が案内を請わなくても入れるように玄関は開けておきます。また通夜式の部屋を明示して弔問客が迷わないようにします。
  5. 弔問客が多い場合は受付を置きます。さらに下足番・手荷物置き場も用意します。
  6. 通夜の出席人数と予算に合わせて、茶菓などを用意します。
  7. 通夜の当日に僧侶が着替えたり、通夜までの時間を過ごすための控え室を用意します。
  8. 通夜が始まるまでの間に、僧侶に白木の位牌に戒名を書いてもらいます。
  9. 弔問客の中には自動車で来られる方もいます。自宅の近隣で通夜の時間帯でも利用できる駐車場を確保しておきます。

通夜の席順のマナー

普通は祭壇に向かって右側に遺族が座るのがマナーです。喪主は祭壇の一番近くに座り、残りは故人と関係の深い順に遺族は座ります。

祭壇の左側には僧侶や牧師、葬儀委員長、友人の順で祭壇側から座ります。

一般の弔問客は基本的に来客順ですが、故人の先輩や恩義のある人には上座に座ってもらうこともあります。


通夜の進め方のマナー

仏式の通夜は以下のような進め方をします。

  1. 僧侶の読経ではじまります。
  2. 遺族の希望により僧侶による説教法話がある場合もあります。
  3. 喪主、近親、参列者の順で焼香します。一人一人祭壇の前に進んで焼香する場合と、回し香炉を回して順に自分の席で焼香する場合があります。
  4. 読経後、僧侶が控え室に入ったら、茶菓や料理をすすめ、故人を偲びあいます。

通夜ぶるまいのマナー

通夜ぶるまいをする場合は、弔問を早く終えた方から順番に接待係が席を案内します。喪主は全員が焼香を終了したのを見届けた後、通夜ぶるまいの席に顔を出します。その際弔問していただいたことへのお礼と故人が生前お世話になったことへのお礼を述べます。

地域によってはお菓子を包み、お酒と砂糖のセットなどを弔問客に渡して通夜ぶるまいにかえるところもあります。

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