妊娠と生理周期

生理周期を把握すると妊娠の可能性が高くなります。計画的に妊娠・出産するためには受胎のしくみから生理の周期を計算する必要があります。


妊娠と生理周期とのメカニズム

女性の体の中では、妊娠するための卵子が毎月一個ずつ卵巣から作り出され、子宮のほうではその卵子が受精卵となって着床できるように待っています。ところが受精しなかった場合、その卵子は排出されます。これが月経です。女性の体の中ではこの作業が約28日周期で毎回繰り返されています。

生理周期のメカニズム

月経は「増殖期」→「排卵」→「分泌期」→「月経」というサイクルで行われています。月経は「増殖期」の約14日間と「分泌期」の約14日間が一つの周期です。ただし、これは個人差があり、必ずしも四週間とはかぎりません。

1.増殖期

脳下垂体から卵胞刺激ホルモンが出されると、卵巣は卵胞を発育させながら卵胞ホルモンを分泌させます。この期間に卵胞は成熟し、子宮内膜は厚くなっていきます。期間は約14日間ほどになります。

2.排卵

卵胞が十分に成熟すると、脳下垂体は黄体形成ホルモンを分泌します。その作用により卵胞は破裂し、卵子が飛び出していきます。これを排卵といいます。

3.分泌期

卵子が飛び出した後の卵胞は黄体というものになり、黄体ホルモンを分泌します。この黄体の寿命は約14日間ほどです。この黄体ホルモンは子宮内膜を充血させ受精の準備をします。

4.月経

分泌期に受精しなかった場合、黄体ホルモンは分泌されなくなります。黄体ホルモンが分泌されなくなると、子宮内膜は一枚の薄い細胞膜を残して剥がれ落ちてしまいます。このとき血管が破れるため、出血があります。月経とはこのときの血液、はがれた子宮内膜、受精しなかった卵子が膣をとおって排出されることです。


生理周期と妊娠のしくみ

妊娠とは、精子が卵子と出合って、子宮の中に落ち着くことです。

膣内に放出された精子は子宮へと泳いでいきます。しかし、排卵期以外は精子は子宮へは入り込めません。しかも膣内は酸性のため、酸性に弱い精子はやがて死んでしまいます。

精子が子宮に入れるのは排卵期のみです。しかもその子宮はアルカリ性のため、子宮の中では精子は数日間生きることができます。また、排卵された卵子は通常24時間ほどの寿命があります。

ようするに、子宮に入り込める排卵期にセックスすると、「精子が子宮を通って卵子と結合する(妊娠する)」ことができるということです。精子の寿命は数日であることを考えると、排卵期の中でも排卵が行われる数日前から排卵までの数日のみが月経の周期のうち妊娠の可能性がある時期といえます。


基礎体温による生理周期の把握

基礎体温とは、朝起きて体を動かす前に計った体温のことです。この基礎体温は生理にあわせて周期的に変化します。上記「生理周期のメカニズム」の増殖期が低温期、分泌期が高温期となります。このことより、基礎体温の高温期の終わり頃が妊娠する時期といえます。

基礎体温はできるだけ正確に測るために口の中で測ります。なお具体的には舌の下です。そのわずかな上下を記録につけ、グラフ化することによって、高温期の終わり頃を予測します。

計画的な妊娠を考えている場合は、この高温期の終わりごろにセックスするようにします。このように生理周期を把握した結果、妊娠の可能性を高めるのです。

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