切迫流産とは、胎芽や胎児が排出されず子宮口も閉じており、下腹部痛のあるなしにかかわらず少量の出血がある状態をいいます。切迫流産は他の流産と違い、超音波検査で胎児の心拍が確認されれば、胎児は元気に育つ可能性は十分にあります。
切迫流産の症状
切迫流産の主な症状は出血と下腹部の痛みです。どちらの場合にも子宮口が開いていないか医師にチェックしもらうようにしましょう。なお、出血と下腹部の痛み両方がある場合は、すぐに医師の元に行くことが必要です。
出血の状態
出血の始まりは、色も量も人により違います。茶色のおりものに血が混じったものが出たり、下着にすこし血が着いていただけだったり、月経のときのような出血だったり、血の塊が出たりします。
いづれにしても、妊娠中の出血は危険信号であることを考えると、出血があった時点で医師に相談することが必要です。もし、すぐに血が止まっても原因を調べるためには、やはり医師の診断が必要になります。
下腹部の痛み状態
切迫流産の症状である下腹部の痛みも、まったく痛みを感じない人やただのお腹の張りのように感じる人や、周期的に痛む人など人それぞれの症状となります。
切迫流産の原因
切迫流産は、胎児の染色体異常の場合や、母体の頚管(けいかん)無力症や感染症に原因があっておきます。
切迫流産の治療法
切迫流産の場合、基本的に絶対安静が必要になります。原因はすぐにはわからないため、胎児の生存を確認しながら経過を観察します。
超音波検査で子宮内に胎芽と胎嚢(たいのう)が認められ、かつ黄体ホルモンが不足しているのが原因の場合は、体内の黄体を刺激して分泌を促したり、天然の黄体ホルモンを補充します。また、妊娠中期以降で規則的な子宮収縮が起きている場合は、収縮を抑える薬で治療します。
なお、切迫流産を乗り越えて無事分娩にいたった赤ちゃんには、切迫流産の影響はありません。
流産予防のためのポイント
流産予防のためには以下のような点に気をつけましょう。
過労は避ける
家族のことを考えがんばるのは良いのですが、働き過ぎは過労の元です。また、妊婦であることを忘れて遊びすぎるのもいけません。激しい運動は出産まであきらめ、セックスも控えめにするようにします。
ストレスをためない
妊娠中は何もしていなくともストレスがたまり気味になります。寝不足やイライラなどでストレスをためないようゆったりとした生活を心掛けましょう。ストレスが溜まりそうなときは、好きな音楽を聞いたり、仲の良い友達とおしゃべりを楽しむなどして発散するようにします。
腹部を冷やさない
腹部を冷やすのは妊娠時に限らず、体には良くありません。特に妊娠時には腹部に胎児がいることを考え、腹部を冷やさないように気をつけましょう。下着はお腹まですっぽりカバーするものを着用するようにしましょう。
上記以外にも
- 「立ちっぱなしの仕事はさける」
- 「階段の上り下りは最小限にする」
- 「混雑した乗物は避け時差通勤する」
- 「重い荷物は持たない」
といったことに気をつけ、流産を予防するようにしましょう。



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