卵巣がん

卵巣がんは卵巣にできる悪性の腫瘍です。良性の腫瘍は卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)になります。腫瘍とは、体の一部に細胞が突然変異をおこし、過剰に無秩序に増殖して腫れ物になったものをいいます。

卵巣がんのような悪性の腫瘍は、周囲の臓器を圧迫したり組織に侵入したりしてします。その腫瘍は血液やリンパ液の流れに乗ってさらに他の個所に転移し、さらに増殖します。


卵巣がんの症状

卵巣がんの初期には、症状らしいものはほとんどありません。腫瘍が大きくなるにつれて、下腹部にしこりや圧迫感が出てきます。卵巣嚢腫と同じように、腫瘍によって膀胱が圧迫されるため頻尿になることもあります。また、他の個所に転移し、腹水や胸水がたまり、病気であることを認知できたりします。

卵巣がんは、体表や臓器の内面を構成する上皮細胞から細胞から生じる「がん腫」と呼ばれるがんです。 この「がん腫」は発生頻度が最も高く、悪性腫瘍全体の90%を占めます。卵巣がんの場合、内蔵の腺上皮細胞が分化してできます。


卵巣がんの原因

卵巣がんの直接的な原因は分かっていません。遺伝的なものではないかという意見もあります。ただし、遺伝子が関係する場合も、親から子にといった単純な構図で遺伝するわけではありません。

現在、がんの発生要因としてウエイトが高いのは、環境的な要因といわれています。これらは生活習慣の改善によってその影響を減らすことができます。

【環境的要因】
発がん性物質、放射線、紫外線、ウイルス、大気汚染、農薬、食品添加物、タバコ、カビ菌など


卵巣がんの治療法

卵巣がんは「超音波検査」、「CT」、「MRI検査」などでその大きさや状況などを知ることができます。

手術の方法については、がんの状態によって以下のように変わってきます。

  • 腫瘍のできた卵巣と卵管の摘出
  • 両側の卵巣と卵管の摘出
  • 子宮も含めて摘出

上記に加えて、大網(たいもう)という脂肪組織や後腹膜リンパ節を切除することもあります。もし、転移しているようでしたら「坑悪性腫瘍薬」が必要になります。


卵巣がんを防ぐために

卵巣がんの予防には、日常生活でできるだけがんにならないようにする一次予防があります。これは発がん性の物質をできるだけ避け、発がんを抑制する栄養素(各種ビタミンや坑酸化物質)を積極的に取ることが大切です。

卵巣がんを防ぐ二次予防としては、定期的にがん検診などを受けて、がんを早期に発見するして治療をすることです。結果、卵巣がんの進行を食い止め、がん死を防ぐことにつながります。

がんを予防するための12か条(国立がんセンターによる)

  1. バランスの取れた栄養素を取る
  2. 毎日変化のある食生活をする
  3. 食べすぎを避け、脂肪は控えめにする
  4. 酒はほどほどにする
  5. タバコは吸わない
  6. 食べ物から適量のビタミンと繊維質を多く取る
  7. 塩辛いものは控えめにする、熱いものは冷ましてから食べる
  8. 焦げた部分は避ける
  9. カビの生えたものに注意する
  10. 日光(紫外線)に当たりすぎない
  11. 適度にスポーツをする
  12. 体を清潔にする

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