ダウン症と高齢出産

ダウン症の出生率は、高齢出産の場合、30代では400~700人に1人、40代では100人に1人といった確率になります。高齢出産をする人は、生まれてきた赤ちゃんがダウン症であった場合のことを夫婦で話し合っておく必要があります。  


ダウン症の症状

ダウン症には、以下のように身体表層的、精神的、身体機能的な症状が見受けられます。

ダウン症の身体表層的症状 

  • 目の間の離れ
  • 目のつりあがった顔立ち
  • 長い舌
  • 太く短い指
  • 低身長
  • 筋力の弱さ
  • 頸椎の弱さ
  • 視力低下
  • 難聴

ダウン症の精神的症状 

  • 精神発達の遅滞
  • うつ症状
  • 早期退行

ダウン症の身体機能的症状

  • 心臓の形態異常
  • 消化器官の形態異常
  • 白血病

ダウン症の検査

ダウン症であるどうかは、希望すれば妊娠14~18週頃に行われる羊水染色体検査で判明します。検査の結果は検査後2~3週間後です。これは「出生前診断」と呼ばれるものです。病院によっては入院して検査を行う場合もあります。

なお、出生前診断によって、ダウン症の赤ちゃんの可能性が高いと判明した場合は、その後の対応について夫婦が重大な決断を迫られる事態も生じます。異常がわかったために受ける人工妊娠中絶などは、社会倫理的にも議論が分かれるところです。

ダウン症の可能性の検査は、その疾患に詳しい専門医のカウンセリング等を受けた後決定することが望まれます。

出生前診断 

出生前診断は基本的に、胎児が先天性の異常や重い伝染病をもって生まれる可能性が高い場合に行われます。出生前診断には、

  • 「超音波による画像検査」
  • 「子宮内に針を刺して羊水を採取する羊水検査」
  • 「胎盤の絨毛(じゅうもう)を採取する絨毛検査」

の3パターンがあります。ダウン症の検査は2番目の「羊水検査」で判明します。

「羊水検査」では、母体のお腹から注射針を刺して子宮内の羊水を採取し、染色体の異常を検査しますが、穿刺による感染症のリスクが伴います。。この検査を行うことで、出血や破水を起こし、流産する可能性は0.3%といわれています。


ダウン症の原因

ダウン症は染色体の異常によって起きる障害です。この染色体の数や構造は生物によって決まっていますが、何らかの原因で数が多かったり少なかったりするためにおきます。また、高齢出産の場合も発生率が高くなります。

染色体の数の異常

正常な染色体の数は46個で、常染色体22が二組、XXもしくはXYの性染色体です。ダウン症はこの常染色体の21番目の染色体が一つ多いために発症します。


ダウン症の治療法

ダウン症そのものに対する治療法はありません。ただそれに伴い、内蔵に異常のある場合はその治療が行われます。

ダウン症の平均寿命は数十年前までは20歳前後でした。その当時は合併症の治療ができなかったためで、現在では、ダウン症の平均寿命は50歳前後まで延びているようです。

ダウン症の子供以上に母親や父親へのカウンセリングが必要とされています。

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