悪露(おろ)の手当て

出産の後は「悪露(子宮内膜や血液の混じったおりもの)」が排出されます。入院中に悪露の手当ての仕方については指導されます。退院後も局所の拭き方などのポイントを良く守って清潔を心掛けましょう。

悪露の手当はわずらわしく感じるものです。でも手を抜くと、細菌に感染して子宮や膣が炎症をおこしたりします。悪露の排出が完全に終わるまでは手を抜かずに手当をしましょう。


悪露の排出期間

悪露は出産後約3週間にわたって排出されます。独特の酸っぱいようなにおいがありますが、悪臭というほどではありません。子宮が収縮していくにつれ、子宮の傷も治り、出血量も減ります。それにつれ悪露の色や量も少しずつ薄く、少なくなっていきます。

産後3日目頃までは量も多く、ほとんど血液のような血性悪露になります。量に関しては個人差がありますが、あまりにも大量であったり、血の塊が混じるようでしたら医師に相談しましょう。

産後4~7日頃になると、出血量は少なくなってきます。悪露の色は褐色になり、量も減ってきます。

8日目から17日目頃にかけて、出血はほとんどなくなります。悪露は黄色やクリーム色になり、量も少なくなってきます。

この後は、普通の白いおりもの状の白色悪露と呼ばれるものになり、3週間ほどかけて完全になくなります。ただ、子宮の回復が遅い場合や、早くから仕事などを始めて無理をすると、何時までも血性悪露が続くことがありますので、注意が必要です。


悪露の手当の仕方

悪露の手当は出産直後は看護婦や助産婦がやってくれます。その後は指導のもとに自分で処理するようになります。

排尿・排便の後のほか、出産当日は2時間おきに、翌日から3日間は3~4時間おきに、その後退院までは朝夕2回手当をします。退院以降は、排尿・排便、シャワーの後には必ず悪露の手当を行うようにします。

手当にはふき綿として消毒綿を使います。入院中は病院で用意してくれると思いますが、退院後は当然自分で用意します。市販の消毒綿が売っていますが、それでかぶれる人は自分で作りましょう。

悪露を拭く消毒綿の作り方

悪露を拭く消毒綿は自分で作ることもできます。以下は作り方になります。

  1. 脱脂綿を5cm角にカットします。
  2. 煮沸消毒します。
  3. 2%のホウ酸水を作り、、2の脱脂綿をひたします。
  4. 清潔で密封できる容器に入れ、保管します。

悪露の手当の順序

悪露の手当をする場合、会陰切開した人や会陰裂傷した人は、特に丁寧にやさしく拭き、傷を傷めないようにする必要があります。

  1. 手を石鹸と流水でよく洗います。
  2. 消毒綿で外陰部を尿道口から肛門の方向に拭きます。
  3. 二度拭きはせずに、一度拭いたら捨てるようにします。
  4. 消毒綿と消毒ガーゼ、お産用の大きめのナプキンを重ねて当てるようにします。
  5. 手を石鹸と流水でよく洗います。

ココでのポイントは3の「二度拭きをしない」ということです。二度拭きをすると、大腸菌などの細菌が膣から入り、産褥熱(さんじょくねつ)や膀胱炎(ぼうこうえん)の原因になるからです。


悪露が何時までも赤い場合は要注意

産後10日を過ぎても、悪露に血が混じり赤い場合は、「子宮復古不全」の可能性があります。これは子宮の収縮が不十分なために子宮の回復が遅れることです。これは以下のことが原因でおこります。

  • 分娩の後に排出される胎盤の一部が残っていた
  • 卵膜のかけらが残っていた
  • 子宮卵管に凝血があり、悪露が出にくくなっている

この場合は、収縮剤や止血剤を使ったり、器具で残っている胎盤を取り除く処理をしてもらったりして対処します。

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