定年退職と失業保険給付

雇用保険では、失業者の生活安定を図ることが大きな目的です。ですから、基本的にはすべての被保険者が失業給付の対象になります。それは定年退職した人でも失業者に当たるであれば例外ではありません。


失業者にあたる定年退職者

定年退職した人には以下の二つのパターンがあります。

  1. 定年後は第二の人生をのんびりと過ごしたい人
  2. まだまだ働かなければならないため再就職を望む人

1の場合は、年金で暮らしていく人であり、仕事をしたいと思っていないため失業者には当たりませんし、当然失業保険の給付もありません。一方、2の人は仕事をする意欲があり、失業の状態と認められるため再就職先が見つかるまで一定期間失業給付は受けられます。

ただし、同じ定年退職であっても65未満と65歳以上では失業手当の支給内容が以下のように異なります。

65歳未満の定年退職の場合の失業手当

以前は、定年退職の場合は倒産やリストラと同様「会社都合の退職」とみなされていました。しかし、現在では「自己都合による退職」扱いに変わりました。要するに、退職は前もってわかっていることであり、その準備も自己責任でできるはずである、という考えに基づいてるためです。前もってそのため給付制限もありません。

ただし、自己都合退職ではあるものの、給付制限はつきませんので間違えないようにしましょう。また、失業手当をもらっている期間は、「特別支給の老齢厚生年金」の支給も停止されますので注意しましょう。

65歳以上の定年退職の場合の失業手当

65歳以上の場合、高年齢継続被保険者になるため、「高年齢求職者給付金」が支給されます。給付金の額は、被保険者期間1年未満で基本手当の30日分1年以上で50日分です。 

ただし、失業認定は1回だけで、この1回の認定で30日分または50日分の高年齢求職者給付金の支給が決まります。なお、65歳未満で退職して失業手当を受けている人が受給途中で65歳になった場合は、残りの日数について、そのまま失業手当の支給が続きます。

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