結婚式の招待状マナー

結婚式の招待状は、会場に相手をお客様としてお呼びするものです。「是非ご出席ください」という気持ちを込め、相手に敬意を払った文章で出席をお願いするというのが基本マナーです。

招待状は案内状とは違い、基本的に参加者から会費は取りません。会費を取る場合は「案内状」とします。これは大きな違いですので、マナーの一つとして覚えておきましょう。


結婚式披露宴の招待状の体裁マナー

招待状を作成するにあたり、体裁についてのマナーは以下のとおりです。

寿の浮き出しの招待状

「寿」という文字を招待状上部中央に浮き出させた金縁の招待状がオーソドックスですが、スタンダードなものとして今でもよく使われます。この招待状はほとんどの結婚式場で用意されています。セット内容は「招待状」「返信用はがき」「結婚式場案内図」「結婚式参列者用追伸カード」「封筒」「寿シール」などが一般的です。これらのセットが値段別に用意されていますので、こちらを利用するとマナーについてあまり気にしなくとも大丈夫です。

招待状に紋を入れる

両家の紋を組み合わせて入れるのが昔の正式な招待状のマナーでした。これは、新郎の紋を右側にし、新婦の紋を左側にし、さらに新婦の紋の右端が新郎の紋の左端で少し隠れるように組み合わせるというものです(養子縁組の場合は逆で、新郎の紋の左端が新婦の紋の右端の下に隠れるようになります)。

今ではあまりこのようなスタイルをとることもありませんが、古いしきたりを大事にする地方もあると思います。知識として知っておくと役に立つかもしれません。

自由なデザインにする

「寿の浮き出しの招待状」「招待状に紋を入れる」の場合は、父親の連名で出される場合が多いのですが、世話人や新郎新婦が差出人となるのであれば、文章やマナーにもこだわらず自由に楽しいカードにするのも可能です。


結婚式披露宴の招待状の慣用句マナー

招待状の構成は「結婚式招待状の書き方」のページで紹介したとおりですが、時候のあいさつと頭語・結語のマナーについては以下のとおりです。時候のあいさつは招待状を出す月によって、頭語・結語はそれぞれセットの組み合わせになります。

招待状のマナー:時候のあいさつ(書き出しの文例)

招待状は時候のあいさつから始めるのがマナーです。この時候のあいさつは、招待状を出す月によって書き出しが変わって来るので注意が必要です。

注)以下の例では「○○の候」は「○○のみぎり」に置き換えても可能です。字を見ていただくと解かりますが、”候”よりは”みぎり”のほうがやわらかい印象になります。

【一月】:新春の候、厳寒の候、厳冬の候、大寒の候、初春の候、仲冬の候、寒冷の候、寒風の候、極寒の候

【二月】:立春の候、早春のの候、向春の候、晩冬の候、春寒の候、残雪の候、解氷の候、浅春の候、梅花の候

【三月】:早春の候、春分の候、春風の候、春暖の候、浅春の候、弥生の候、春陽の候、春雪の候、解氷の候

【四月】:陽春の候、仲春の候、春爛漫の候、晩春の候、桜花の候、花冷えの候、花信の候、清和の候

【五月】:新緑の候、若葉の候、薫風の候、惜春の候、暮春の候、初夏の候、立夏の候、軽夏の候、軽暑の候

【六月】:初夏の候、青葉の候、向暑の候、小夏の候、入梅の候、梅雨晴れの候、梅雨寒の候、麦秋の候

【七月】:盛夏の候、仲夏の候、猛暑の候、酷暑の候、極暑の候、炎暑の候、大暑の候、烈暑の候

【八月】:残暑の候、残夏の候、季夏の候、避暑の候、納涼の候、晩夏の候、秋暑の候、初秋の候、立秋の候

【九月】:初秋の候、新涼の候、新秋の候、白露の候、爽秋の候、秋色の候、野分の候、秋冷の候、秋晴の候

【十月】:秋涼の候、清秋の候、爽涼の候、仲秋の候、夜長の候、秋麗の候、秋冷の候、紅葉の候、錦秋の候

【十一月】:晩秋の候、向寒の候、暮秋の候、落葉の候、深秋の候、季秋の候、霜秋の候、冷雨の候、初雁の候

【十二月】:師走の候、年末の候、初冬の候、歳末の候、歳晩の候、新雪の候、初雪の候、寒冷の候、霜寒の候

招待状のマナー:頭語・結語の組み合わせ

頭語と結語は形式が重んじられる手紙に使われます。頭語と結語の組み合わせには「一般的な手紙」「あらたまった手紙」「急用の手紙」「前文を省略する手紙」「返事の手紙」といった手紙の種類によっても変わってきます。結婚式披露宴の招待状の場合はあらたまった手紙になりますので、以下のような組み合わせにするのがマナーです。

【頭語】:謹啓、謹呈、粛啓、恭啓

【結語】:敬白、謹言、再拝、頓首、略儀

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