カール・パーキンス [Carl Perkins]

1932年、米国テネシー州の生まれ。50年代のカントリー、ロカビリーを代表するソングライター、シンガー兼ギタリスト。カントリー・ロックのスタンダードとも言える名曲 "Blue Suede Shoes" の作者としても知られています。伝統的なカントリー・ミュージックのリズムや奏法を基礎とし、その上に黒人音楽からの影響を重ねた独自の作曲、演奏スタイルによって、ビートルズのジョージ・ハリスンなど次世代のギタリストに大きな影響を与えました。

カール・パーキンスは、テネシー州の貧しい農家に生まれ、幼少の頃より多くの黒人労働者たちと一緒に農作業に従事していたと言われいます。他にこれと言った娯楽のなかったであろうカール少年が、ともに働く黒人プレーヤー達から音楽的に多くの要素を学んだであろうことは想像に難くなく、カール・パーキンスの楽曲に見られる黒人音楽からの影響の多くは、この時期を通 して身に付けたものとも考えられます。

兄のジェイ (リズムギター&ボーカル)、弟のクレイトン (ベース) とともにザ・パーキンス・ブラザース・バンドとして活動を開始したカール (ギター&ボーカル) は、1954年にサン・レコードのオーディションを受け、翌年2月には "Movie Magg" と "Turn Around" の2曲を収録したシングルによってレコードデビューを果たします。しかしながら、同じく55年の11月にリリースしたセカンド・シングル "The Jukebox Keep On Playing" を合わせた2枚のシングルは、セールス的には成功に至ませんでした。

転機は1955年の12月に訪れました。カールは、本人が演奏者として出演したダンスパーティで、偶然に見かけたティーンのカップルが履くお揃いの青いスウェード靴に目をとめます。ありふれた光景であったにもかかわらず、スウェード靴の鮮やかなブルーが印象に残ったカールは、この光景と、当時のサン・レコードのレーベル・メイトであったジョニー・キャッシュの助言 (「僕の青いスウェード靴を踏まないでくれ」というフレーズで曲を書くように勧めたと言われる) を組み合わせることで、ごく短時間のうちに "Blue Suede Shoes" を書き上げました。

1956年の年頭にリリースされた "Blue Suede Shoes" は、カントリー (第1位)、ポップ (第2位)、リズム&ブルース (第2位) の3部門において全米チャートの上位 にランクインするという史上初めての快挙を成し遂げました。また、サン・レコードにとっても、この曲は、創業以来の初のミリオン・セラーとなります。

カール・パーキンスは、1987年にロックスターとしての殿堂入り (the Rock And Roll Hall of Fame) を果たした後、1998年1月に、生まれ故郷のテネシーで (と言っても生誕地のティプトンビルではなくナッシュビルで) 、心臓病のためにその生涯を閉じました。

参考文献:SWING ART


代表的なアルバム

Be Bop A Lu La [ビー・バップ・ア・ルー・ラ]

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僕のブルー・スェード・シューズを踏まないでくれと歌った「Blue Suede Shoes」や「Roll Over Beethoven」、「Hound Dog」、「Be-Bop-A-Lula」など、カール・パーキンソンの魅力を余すところなく聴くことができる1枚です。エルビスと並んでロカビリーの雄のベスト盤。

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