ロックンロールの神様
アメリカ合衆国のロックミュージシャンであり、リトル・リチャードやジェリー・リー・ルイス、バディ・ホリー等と並ぶロックンロールの偉大な創始者。「ロックンロールの神様」とも呼ばれています。
30枚におよぶシングルを発表するも、そのほとんどがその当時は商業的には失敗に終わってしまったといってもいいでしょう。もし彼が黒人でなければもっと爆発的にヒットしてもおかしくはなかったほどその曲のクオリティは高いものだったからです。
後にロックのルーツとなる特徴的なギターリフ、時に反抗的になる歌詞、ギターを弾きながら腰を曲げ、ステージ上を跳ね回るパフォーマンス「ダック・ウォーク」。彼以前にはそのようなスタイルを提示するものはおらず、その全てがロックだけでなく、近代音楽にとって革命的であったと言えるでしょう。
また、彼の代表曲はビーチボーイズやビートルズ、ローリング・ストーンズ等ににカヴァーされているので、オリジナルを聴いたことがなくても、それを知っている人は多いはず。持ち曲を最も多くカヴァーされたロックアーティストでもあったのでした。
アーティスト
ヒストリー
不良少年時代
幼少の頃はまだ黒人差別が激しく、そのせいもあってか彼は荒れた少年時代を送ります。18歳のtき、窃盗罪で感化院に入り、21歳で釈放されるのですが、その事実が後の彼のロック・アーティストとしての活動に影響していきます。
鮮烈なデビュー
チェス・レコードと契約し、シングル「メイベリーン」でデビューし、その曲は全米5位となるヒットを記録しました。1956年にはシングル「ロール・オーヴァー・ベートーベン」(全米29位)、1957年には「ロックンロール・ミュージック」(全米8位)、そして1958年にはシングル「スウィート・リトル・シックスティーン」(全米2位)、永遠の名曲「ジョニー・B.グッド」(全米8位)、「キャロル」(全米18位)といった大ヒット曲を連発します。
黒人差別の犠牲
このように順調にロック・アーティストとしての階段を上っていたチャック・ベリーでしたが、彼の足元をすくう事件が起こります。1960年、彼は少女売春の疑い(冤罪)で逮捕されたベリーも音楽界から姿を消してしまいます。
もう一度陽のもとに
1963年、釈放された彼はもう一度音楽活動を再開します。そして、彼の音楽を敬愛するビートルズやローリング・ストーズらが彼の曲をカバーしたことで、彼はもう一度第一線に戻ってくることが出来ました。
そして、その後も順調に活動を続け、1986年にはロックンロールの殿堂入りを果たします。また、60歳の記念にセントルイスで生誕60周年記念コンサートを行ったり、2000年にはケネディ・センター賞を受賞したりと、彼の音楽に大きな賞賛が贈られています。
代表的なアルバム
ベスト・オブ・チャック・ベリー [Best of Chuck Berry]
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いま第一線で活躍しているアーティストがこぞってリスペクトするというチャック・ベリー。デビュー曲「メイベリーン」から始まるこの28曲のライン・アップの中には、ビートルズがカバーした「ロール・オーヴァー・ベートーベン」「ロックン・ロール・ミュージック」を始め、「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」、「30デイズ」などヒット曲が収録されています。また、収録された28曲のうちの半分以上が後進のアーティストやバンドによってカヴァーされています。ジョン・レノンにいたっては「彼はロックの詩人だ」といってリスペクトしていますし、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズのギター・プレイはほとんどチャック・ベリーそのものです。
シンプルな3コードで奏でるシンプルなロックン・ロール。後進のギタリストたちに多大な影響を与えたギター・リフ。とにかく理屈抜きで気持ちいいです。まさにキング・オブ・ロックンロールと言えるでしょう。



