アイアン・メイデン [Iron Maiden]

ブリティッシュ・メタルの創設者

アイアン・メイデン(IRON MAIDEN)は、スティーヴ・ハリスによって作られたヘヴィメタルバンドです。1980年代初頭にイギリスで巻き起こったNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)ムーヴメントの代表格です。80年代から90年代初頭に置けるヘヴィメタル・ブームの立役者でもあり、80年代メタルの祖を作ったバンドでもあります。

音楽的な特徴は、「メイデン節」とまで呼ばれる2人のギタリストがリードを取り、ハーモニックなリフを奏でるツインリードでしょう。ベースによるバッキングの上にリフを繰り返すその独特のスタイルは、各ギタリストたちの個性を生かしながら聴くものに押し迫ってきます。

そして、ボーカルのブルース・ディッキンソン。彼はロンドン大学で歴史学を学び、イギリス国内では作家としても活動をしてるインテリです。彼の作る幻想的な歌詞は多くのファンを魅了し、彼らを他のメタル・バンドと一線を画する存在たらしめています。

アーティスト

スティーブ・ハリス(ベース)
デイヴ・マレイ(ギター)
エイドリアン・スミス(ギター)
ヤニック・ガーズ(ギター)
ブルース・ディッキンソン(ヴォーカル)
ニコ・マクブレイン(ドラム)

ヒストリー

拷問器具「鋼鉄の処女」

バンド名は、中世ヨーロッパの拷問器具「鋼鉄の処女」に由来すると言われています。日本では、HM/HR評論家伊藤政則によってデビュー当時から紹介され、比較的早い時期から人気バンドとなっていました。

ブリティッシュ・メタルの創設者

デビュー当時は、パンクとヘヴィメタルが融合した破壊的でありながらも美的な音楽性でしたが、1981年のポール・ディアノの脱退、1982年にブルース・ディッキンソン加入を契機に、アルバム「The Number Of The Beast」からブリティッシュ・ヘヴィメタルの様式美、プログレッシブ・ロック譲りの楽曲の構築美・大作主義などが彼らの楽曲の大きな特徴となり、その後のメタルバンドに多大な影響を与えることとなりました。その楽曲についてはベース兼リーダーのハリス主導で楽曲作り行われており、後日ハリスはイエス、ディープ・パープル、ジェネシス、ブラック・サバス等のルーツからメイデンサウンドを創造したと語っています。

考えるヘビィ・メタル

アイアン・メイデンは数々の芸術的な作品を創造し、「考えるヘヴィ・メタル」と形容される様な内容性に富んだ楽曲を提供し続け、現在ではプログレ・バンドと読んでも語弊が無い程、もはや伝統のサウンドとも言える独創的なメイデンワールドを展開しています。

バンドのマスコット「エディ」

アイアン・メイデンのジャケットに登場するエディ・ザ・ヘッド(通称エディ)は、彼らのマスコットとしてデビュー当時よりアルバム・ジャケットに登場しつづけています。彼はゾンビであり、その性別や生涯等がファンの間で議論の的になっているようです。毎回色んなエディの状況が描かれ、ファンの間ではこのジャケットそのものも楽しみの一つになっているようです。


代表的なアルバム

パワースレイヴ [Powerslave]

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80年代から90年代初頭におけるヘヴィ・メタル・ブームの立役者であるアイアン・メイデンの5枚目。1曲目から壁に押し付けられような圧倒的なパワーでぐいぐい押してきます。ブリティッシュ音楽伝統の様式美を重視した楽曲はメタル初心者にも聴きやすく、メタル入門編のようなアルバム。ゴリゴリにストレートな曲にしびれます。

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