サイケデリックなロック・シーンのアンチ・テーゼ
60年代後半のサイケデリックなロック・シーンのアンチ・テーゼとして登場したCCR。ロックの本来の姿を提示したそのスタイルは多くのファンに支持されました。
地理的にサンフランシスコのヘイト・アシュベリー・シーンに近いところにいたCCRでしたが、「フォーチュネイト・サン」などの曲を聴けば彼らが当時流行りのヒッピー・カルチャーに共鳴していなかったことは明らかです。フォガティが作曲した快活な「ダウン・オン・ザ・コーナー」は、白人男でもファンキーな音楽を演れることを実証するものでした。
サウンド的にはいわゆるロックンロールです。しかし、そこにはポップスの要素も含まれ、泥臭いブルージーな面をもつと同時にからっとした面ももつといった非常に聴きやすいサウンドが特徴でした。
そのシンプルでストレートなロックのスタイルは、その後のアーティストたちにも支持され、彼らのスタイルを真似たバンドへとそのスタイルは引き継がれていきました。代表的なところでは、トム・ペティー&ザ・ハートブレイカーズ、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、ジョン・クーガー&メレンキャンプなどが挙げられます。
グラム・パーソンズを例外とすれば、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルほどアメリカ音楽に影響を与えたバンドはいないでしょう。スワンプ・ロックやカントリー・ロック、ヒルビリー・ソウル、それに南部のR&Bの要素も取り込んだ彼らのサウンドは、他のバンドには出せないユニークなものでした。
アーティスト
ヒストリー
バンド名変更による突然のブレイク
67年にカリフォルニア州でジョン・フォガティにより結成されたこのバンドは、ゴリウォッグスという名前で<ファンタジー・レコード>から7枚のシングルをリリースしましたが、鳴かず飛ばずでしたが、翌年にはクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルと名前を変え1stアルバムをリリースし、荒削りなサウンドのシングル「スージーQ」がリスナーに受け、ヒットを記録しました。
ビートルズの対抗馬
「スージーQ」のヒットを受け、1969年の「プラウド・メアリー Proud Mary」は全米2位のヒット・シングルとなります。ここでCCRは名実ともにアメリカを代表するロック・バンドとなり、ビートルズに唯一対抗できるバンドとして期待されるようになります。
また、この曲はCCRの音楽性を端的に表した曲としても知られており、ジョン・フォガティ自身の音楽性がこの曲で確立され、彼自身のスタイルとなりました。
永遠のNo2バンド
<p>その後も、1969年に全米2位になった「グリーン・リバー」、1969年に全米3位になった「ダウン・オン・ザ・コーナー」、1971年に全米8位になった「雨をみたかい?」といったビック・ヒットを飛ばします。しかし、同時代にビートルズ、サイモン&ガーファンクルといったモンスターがいたため、常にNo2という地位に甘んずることとなります。以外に短い活動期間とその軌跡
彼らの活動期間は68年から72年までと非常に短い期間でした。ヒット曲の数から言ってもっと長い活動期間という気もするのですが、いかに彼らの1曲1曲のクオリティが高かったかがこの事実からも計り知れると思います。
彼らの音楽は多くのファンによって今もって支持されつづけ、忘れらることなく聞かれつづけています。
代表的なアルバム
ウィリー・アンド・プア・ボーイズ [Willy & Poor Boys]
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68年にデビューしたC.C.R.が、69年10月に発表した4thアルバムです。白人でもこれほど泥臭く出来るということを見せつけた「ダウン・オン・ザ・コーナー」やシャッフルのリズムでノリノリの酔っ払いといった「ミッドナイト・スペシャル」など、ジョン・フォガティの枯れたボーカルが気持ちよい作品です。
CCRは、泥臭いながらもポップで、コンパクトなのに味わい深い、と良く分からない(この説明は、曲を聴いてもらえるとよく分かります)感じのするサウンドが特徴なのですが、このアルバムはどちらかというと、カントリーっぽい曲調で仕上がっているアルバムです。とにかく難しいことは抜きにして、晴れた休日にドライブでもしながら聴いていると、すご~くはまってしまいます。
バユー・カントリー [Bayou Country]
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1969年発表の2枚目の作品です。R&Bあり、カントリーあり、ゴスペルありといったごった煮サウンドが心地よく体にしみてきます。このアルバムからはやっぱり、ティナ・ターナーもカバーした「プラウド・メアリー」が素晴らしい出来です。
の2枚目はブルース色の濃い南部系のサウンドを基調とするロックンロール・バンドとしての特徴が出ており、サザン・ロックの要素を取り入れたギター・サウンドが全体的なアルバムの雰囲気を形作っています。リトル・リチャードのカバー「グッド・ゴリー・ミス・モリー」、印象に残るギター・リフにのってジョン・フォガティの熱いボーカルが聴ける「ボーン・オン・ザ・バイヨー」などブルース系の曲中心に収録されています。
アメリカン・ロックの基礎を築いたと言われているCCRですが、この作品において自身のサウンドが確立されたと言われています。この作品自体アメリカン・ロックの行くべき道を指し示した作品といえるでしょう。




