着床出血と月経の違い
着床出血は妊娠時に受精卵が子宮内膜に着床するときに見られる出血のことをいいます。着床出血時期はたいてい月経予定日ごろであり、茶色いおりもののような出血が1~2日続きます。この着床出血の量や期間については個人差があり、人によってはまったくない人もいます。
この着床出血はよく月経と間違える人がいます。着床出血する時期と月経予定日がほぼいっしょであるためです。ですから以下のことを見極め、着床出血であるか月経であるかの判断材料にします。
- 着床出血は月経に比べて出血の量が少なめである
- 着床出血は月経に比べて出血の期間が短めである
- 着床出血時に基礎体温の高温期を維持していれば月経の始まりではなく、妊娠の可能性が高い
上記のように着床出血と月経との間には違いがあります。その違いを知る一つの方法としては③の状態であれば、妊娠検査薬を使うという手があります。くれぐれも着床出血を月経と勘違いしてしまい、喫煙や飲酒してしまうことのないよう気をつけましょう。
着床のしくみ
妊娠は
- 一個の成熟した卵子が卵巣から排出される「排卵」
- 卵管で出会った卵子と精子が一つになる「受精」
- 受精卵が細胞分裂して子宮内膜に定着する「着床」
- 染色体の形によって男か女かが決定される「性別」
というステップを踏んで成立します。
着床とは上記の通り、妊娠時に受精卵が細胞分裂して子宮内膜に定着することです。受精卵は受精後細胞分裂を繰り返し発育しながら卵管を子宮内腔へと向かっていきます。その後3~5日ほどで子宮内膜へと到着します。
子宮内膜は、排卵後に卵巣から分泌された黄体ホルモンによって充血して栄養を蓄え、厚くなっていきます。受精卵は内膜に到着すると細い根のような組織である絨毛(じゅうもう)作り出して、子宮内膜に定着します。このときに着床出血が起こることがあります。
子宮は妊娠前と変わらず鶏卵ほどの大きさですが、子宮内膜は受精卵を迎える準備をはじめやわらかくなっていきます。また膜は厚みも増していきます。受精卵が着床すると、妊娠の状態を継続するために女性ホルモンが活発に分泌されるようになります。
着床出血は妊娠のサイン
着床出血があり、妊娠検査薬で妊娠しているとわかったら生活にも気をつけるようにします。
喫煙の習慣のある人はこれを機会にきっぱり禁煙をします。禁煙に関する書物もたくさん出ていますので、それらを読んで禁煙を継続させるのも一つの方法です。また、自分が吸っていなくても近くに喫煙をする人がいると赤ちゃんにも悪影響を与えますので、パパにも禁煙をしてもらうか、家では吸わないなどの協力をしてもらうようにします。
アルコールに関しても量を減らすようにします。毎日大量に飲酒するなどもってのほかです。そのようなことを続けていると脳の異常や形態異常などの胎児性アルコール依存症の赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。例え少量でも毎日はいけません。具体的にどの程度まで大丈夫かは医師の判断を仰ぐようにします。
嗜好品としてコーヒーや紅茶などカフェインが含まれるものがあります。これらも大量に摂取すると胎児に悪影響を与えかねませんので、一日2杯まで位に抑えるようにします。方法としてはコーヒーや紅茶は薄く作り、ミルクを多くいれて飲むようにすると良いでしょう。


